Business × AI

業務を理解し、よりよい仕組みへ変える。

Web制作からキャリアを始め、約10年、B2B・エンタープライズ領域でDXや業務理解・要件定義・BPRに取り組んできました。現在はAIを活用した業務改善を軸に、現場の課題をどう構造にするかを考えています。

業務理解要件定義BPR PMO / 調整AI活用の構想

AIは目的ではなく、業務理解と意思決定をよりよく進めるための技術として捉えています。

現場の複雑さを構造化することで、ビジネスへの貢献になると考えています。

Capability chain

理解から、実装と検証まで。

  1. 01現場観察
  2. 02業務理解
  3. 03課題定義
  4. 04要件定義
  5. 05実装連携
  6. 06検証
AI AIは人の文脈理解・判断・意思決定を置き換えるものではなく、このプロセスの中で協働できるような関係になりたいと考えています。

Selected Cases

プロジェクト管理、要件定義、AI関連

既存のプロジェクトから、業務理解が意思決定につながったケースを選びました。
役割、実際に作ったもの(アウトプット)、その結果を分けて記載しています。

BIZ-A — Requirements / System Quality

表面的な修正から、要件そのものを見直す

製造業の設変変更管理システム(ECR)の結合テストで、要件定義段階では見えていなかったデザイン品質の問題とデータ入力チェックの抜けを発見。実装修正だけでは再発すると判断し、要件定義の見直しを提案しました。

役割
結合テスト、要件見直しの提案、デザイン変更。裁量を得て、一人でデザイン更新を担当。
アウトプット
不具合レポート、要件定義の見直し案、MUIの導入(React)
結果
提案が受け入れられ、要件定義の見直しを実施。マテリアルデザインを導入したことで、印象がかなり良くなり、好評を得た。

BIZ-B — Complex Domain / Coordination

複雑な業務と、システム制約の間をつなぐ

石油会社の内部システム刷新で、原油生成やタンク構成を図解しながら要件定義。世界標準システムの制約と向き合いつつ、ベンダーおよびインドの開発者と連携しました。レポートラインが確立されておらず、初期のプロジェクトの大変さを実感しました。

役割
要件定義、PMO、ベンダー調整
アウトプット
業務フロー図、要件定義書
結果
三重県のコンビナートに出張していたが、コロナのため中断。標準化という概念について学び、今後は世界を見据えた開発が大事だと思い、かなり仕様書を読み込んだが、化学式の知識が必要だったりして、とても難しかった。

BIZ-C — Business Process / BPR

現場業務を理解し、業務改革につなげる

アパレル業界向けiOSアプリによる業務改革を提案。在庫管理アプリや店舗トレーニングツールの制作を通じて、業務理解・改善(BPR)に取り組みました。

役割
業務理解・改善、進捗管理
アウトプット
在庫管理アプリ、店舗トレーニングツール(フルスクラッチ開発)
結果
店舗の従業員にiPhoneを渡して業務を効率化するアイデアは、業界内にインパクトを与えた。クライアントの社長にも好評を得て、その後同社の様々なDX改革に貢献できたと思う。株価もその後右肩上がりで、強い会社の投資戦略を学んだ。

BIZ-D — Large-scale Coordination

大規模プロジェクトの取りまとめ

約250名規模のPCマイグレーションプロジェクトで、25万台分のキッティングと動作テスト、ユーザーテストなどを実施。派遣スタッフ14名の取りまとめを担当しました。

役割
テストリード、スタッフ取りまとめ
アウトプット
テスト要件書、ユーザーテスト管理、進行管理
結果
進行管理表やチェックリストなどを効率よく利用し、担当業務を遅延なく完遂することができた。

BIZ-E — Global Coordination

海外拠点との実装連携

大手商社のグローバル向けSharePoint導入、オフショアでの開発SPのカスタマイズで、ベトナムの開発者に依頼内容を伝え、機能や操作のレビューを担当しました。

役割
要件伝達、実装レビュー
アウトプット
レビュー作成、仕様確認書、UIガイドライン
結果
ベトナムに行き、開発現場を見たり、一緒に開発を経験することで、開発メンバーの強みや弱みを把握することができ、レビューをする際にその点を考慮することができた。 オフショアのとりまとめも体験することができた。

BIZ-F — AI / Field Inspection

人が立ち入れない現場の点検を、AIとつなぐ

原子力施設で、人が立ち入れない箇所の設備点検にAI画像解析を活用するPoCに参画。Azureの画像認識サービスと点検業務をつなぐWebベースの画面を設計・構築しました。

役割
画面設計、エンジニアとの技術連携
アウトプット
AI画像解析結果を表示する点検画面
結果
PoCから本番運用への展開につながった。今でもたまに原発ニュースで映るローバーのデータを受け取っているかもしれない・・・

BIZ-G — Business Understanding / Facilitation

リサーチから、組織の意思決定へ

グローバル展開するトラック会社の社内イントラ刷新で、3名体制のリサーチ・アイデア創出・ファシリテーションを担当。担当者インタビューを重ねて情報構造(IA)の課題を洗い出しました。

役割
ユーザーリサーチ、ファシリテーション
アウトプット
カスタマージャーニーマップ
課題の優先順位整理
結果
マーケティングツールと社内システムの刷新判断につながった

BIZ-H — Spec Writing / Localization

文化的背景を仕様書に落とし込む

次世代車載製品(カーナビ)の仕様・価値検討を担当。日英混在プロジェクトで、機能の背景にある文化的要素を言語化し、多言語での表現まで議論しました。UXの超上流にあたる、コンセプト整理と仕様書化の仕事です。

役割
仕様検討、Value Proposition整理
アウトプット
多言語対応の機能仕様書
結果
エンジニアとの共通理解が深まり、仕様書の質が上がった。リーダーとメンバーの個々の能力が発揮されていた、印象深いプロジェクト

BIZ-I — HCD Process / Enablement

UXを個人のスキルから、組織のプロセスへ

全社員に向けたUX人材育成のための教育資料作成を担当。HCDプロセスの価値と流れを、実務で使える形に落とし込みました。

役割
UX人材育成の企画
アウトプット
HCDプロセス教育資料
結果
全ての社員に向けた、UX人材教育プロセスへ組み込まれた。一緒に活動したメンバーが同じ学びを持ち、理解を持っていたこととリーダーの統率力で迷わず進めることができた。

How I will Work

変わらない進め方と、これから増えていく仕事。

01〜03は、案件が変わっても状況に合わせ、続けてきたこと、04は今後の予測。05は挑戦していくことです

  1. 01

    業務を観察する

    現場の会話ややりとりの中から、文書化されていない暗黙のルールを拾います。

  2. 02

    構造化・文書化する

    拾った情報を、要件定義書や業務フロー図に整理して落とし込みます。

  3. 03

    意思決定につなぐ

    なぜその仕様・フローになったかを関係者に説明し、合意形成します。

  4. 04 — これからおそらく

    文書そのものがAIと育っていく

    要件定義書や仕様書は、いずれAIが直接読み書きしやすい形(.mdのような構造化された文書)に近づいていくのではないかと思っています。文書を書いて終わりではなく、AIと一緒に育てていくような仕事の形に変わっていくかもしれません。

  5. 05 — 実効型のBPRを推進する

    机上の空論で終わらせない

    単にAIやシステムを導入するだけでなく、人間中心設計のアプローチを用いて現場のインサイトや実際の業務フローの歪みを紐解き、情報セキュリティやガバナンスの制約を考慮した上で、現場が真に定着できる業務再設計(BPR)やサービス開発を行い、経営目標と現場の運用を確実に繋ぎます。

Skills

ロールに合わせて使うツールと知識。

Business

  • 業務理解・要件定義
  • BPR
  • PMO / ステークホルダー調整

AI / Data

  • 生成AI活用の構想
  • LLM / API活用
  • データ可視化

Technology

  • React / Frontend理解
  • Azure / AWS
  • クラウド実装理解

Tools

  • Miro / Jira / Confluence
  • PowerApps
  • O365 (M365)

ECR開発 — 設計変更管理システム(製造業:車の部品設計変更管理システム)

課題
ECRとは、「設計変更要求」または「設計変更依頼」を意味する、関係部門へ設計変更を通知・申請するための文書やプロセス。
結合テストを進める中で、画面上の表示不整合と、一部の入力パターンでのデータチェックの抜けを発見。その場で実装修正するだけでは、同様の問題が他の画面でも再発する可能性があった。
アプローチ
表面的な修正ではなく、元々の要件定義に戻って確認する必要があると判断。設計・実装チームに対して要件定義の見直しを提案した。
また、大きな作り直しになることが想定されたのでMUIの導入を提案し、了承されました。
結果
提案が受け入れられ、要件定義の見直し、デザイン(UI)が実施された。テスターとして不具合を報告するのではなく、問題の構造を見極めて上流工程に還元するという、要件定義と実装をつなぐ視点を実践できた。

原子力施設 AI画像解析PoC

課題
原子力施設の一部は人が直接立ち入って点検できない。こうした箇所の設備状態を、どう安全に、どう人の判断につなげるかが課題だった。
アプローチ
Azureの画像認識サービスを使い、カメラが捉えた設備の画像をAIが解析し、その結果を人が判断しやすい形で表示する点検画面を設計した。エンジニアと連携しながら、現場の点検フローに自然に組み込める形を探った。
結果
PoCは本番運用へと展開された。人が直接見られない場所でも、AIと人の判断をつなぐ画面設計の経験を積むことができた。

イントラ構築のためのユーザーリサーチ

課題
社内イントラが古く、顧客の要望にも素早く対応できず売り上げにも響いていた。
アプローチ
問題がどこにあるかを社員同士でまず共有し、優先順位をつけながら、導入するシステムの機能開発などに活かすことにした。
結果
ファシリテーションや担当者インタビューを経て複数の課題が見つかり、そのうちの1つである顧客とのコミュニケーションと情報共有の遅延について優先的に考えることにした。結果的にマーケティングツールと社内システムを刷新するという判断につながった。

新製品(車載Audio)開発

課題
海外仕様で作成されている車載ナビに対して、海外のオーディオ文化である衛星ラジオの機能追加が必要になった。エンジニアが理解しやすいよう、UXの観点からなぜその機能が必要で、どう動いてほしいかを含めた仕様書の作成が必要だった。
アプローチ
ただの機能追加に終わらせず、エンジニアがユーザーの求める機能とその背景を理解しやすいようにしたいという会社の方針があった。
結果
エンジニアは、エンドユーザーの文化的背景や操作についての理解が深まり、こちらもものづくりのための仕様書作成を経験できた。記載方法についてもレビュアーから細かく指示があり、学ぶことが多かった。