Note 1 / Design Thinking

デザイン思考のプロセス

案件ごとの記録とは別に、普段どう考えて進めているかをまとめたページです。(※内容は古いですが、自分が見返すために残してあります)

■観察(共感)・定義・概念化・試作・テストという5段階を、実際のプロジェクトでどう使っているかをまとめています。

01観察(共感)

まず「WHY(悩みは何か)」「WHAT(解決方法の仮説)」「WHO(ユーザーの背景)」の3つの視点で現場を見る。
ここでの目的は、実際のユーザーが困っていることや環境、状況に、先入観なく近づき、共感していくこと。

  • ファシリテーション設計、インタビュー設計・実行
  • フィールドリサーチ、SNSリサーチ
  • Empathy Mapなどでの整理。どんなユーザーなのか知ること。
  • 心理的安全性、信頼関係、好奇心を刺激したり、Cons/Prosもここで少し聞けることがある

ユーザーリサーチは、実際のユーザーが関わるため、地道な情報収集が求められる。人選びなどにも工夫が必要。

全てのユーザーが自分のことを説明できるわけでもないし、正しいわけでもない。できるだけたくさんの意見を聞いて、ふかぼっていく。

02定義

観察で拾った情報から、潜在的なニーズを見つけて言語化する。「この問題に対してAAという考え方もあれば、BBという考え方もある。CCについてはどうか」というように、複数の仮説を出しながら定義とコンセプトを固めていく。

あわせて、少し先の未来やマーケットの動きも視野に入れる。今のニーズだけでなく、数年後にはどんな状況になっているかを考えながら定義することが多い。

仮説を出していくことに近いかも。

03概念化

定義に基づいてアイデアを数多く出し、分類する。ユーザーにとっての解決策なのか、会社にとっての解決策なのか、切り口を分けて考えるとアイデアが整理しやすい。ホワイトボードなどを使い、出てきたアイデアをその場で分類していく。

この辺りの手法はかなり進んでいて、KJ法、CJMなど、デザイン思考だけではなく、これまでの経験を使って最適な方法でアプローチしていく。

UXは広い。UXの実務は様々な専門性が求められる領域で、全部を得意にしている人は多くない。全体を見渡しながら、ユーザーリサーチやファシリテーション、UI作成など複数の役割を横断して担当できたことで、UXという領域への理解が広がり、自分の中で自信につながった。

04試作

アイデアをプロトタイプとして形にしていく。いきなり作り込まず、できるだけ機能を絞ったプロトタイプから始める。ロービジュアルなワイヤーフレームで骨組みを確認し、そこからUIやビジュアルの検討に進む。

この段階でUXリサーチ・UI確認・品質確認を並行して見直すことで、試作の精度を上げていく。

ビジュアルデザイナや、本職のデザイナさんなどと協業したり、世界観やコンセプトを形にしていく。ただし、まだ試作なので、色々なあんを出すのもあり。

05テスト

試作をリリースし、ユーザーからのフィードバックを基に、ニーズを満たせているかを確認する。テスト方法(ペルソナ設定、シナリオ作成、ゴール設定)と評価方法(気に入った点、戸惑った点、よくわからなかった箇所)をセットで設計する。

結果は「Continue(続ける)」か「OUT(やめる)」のどちらかで判断する。機能要件の細かい是非よりも、評価に基づいて勇気を持って撤退する判断も同じくらい重要だと考えている。

デザイン思考とITプロジェクトについて。デザイン思考はUXデザインに限らず、ITプロジェクト全体の進め方にも応用できる考え方だと感じている。
要件定義やプロジェクト推進の場面でも、観察から始めて仮説を立て、検証しながら進めるという流れは変わらない。

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